ホンダGL400 絶滅危惧種cafe化計画

マイナーバイクたちのユルくて縛りのないカスタム計画 (^o^)/時々雑談

ファラリスのイヤイヤが見れた

ファラリスさんの熟成作業が続いています\(^o^)

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作業する前に思わず眺めてしまうのはご愛嬌として、悩んでたり不安だった箇所のハードルを超えてテンションは上がりぎみ!

よし、まずはフロントフェンダーの製作

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トライアンフ用のシンプルな黒ゲルコートのショートフェンダーに平板でステーを製作してみる
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本当はフェンダーレスでもいいのですが、まずは仕上げてそこからカスタマイズするという遠大な構想です

面倒くさいから付けてない、という理由付けでは納得できないのです。

はい、馬鹿ですね(^q^)/

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次に、ずっとやりたかったメーター切り替え手動スイッチの取り付け

ハンドル加工したり目立たず配線したりで予想以上に時間かかりましたが何とか取り付け成功!

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おお、切り替わる。これでスタイリッシュに情報確認出来ますね\(^o^)/

キャブも調整完了!
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アイドリング高めの原因はスロットルバルブのズレで閉まりきっていなかったことが判明!またまた家での洗浄分解組立が仇になった模様。

これは某高級車ディーラーに勤めるメカニックの友人からの助言で、試してみたらドンピシャ!ありがとうね

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ビタッと1000RPM付近で安定しました

アクセルレスポンスも上々、あのイヤイヤ振れも戻って参りました!

ファラリスさん可愛いッス!

しかしアクセル煽っても、海外の動画みたいに全然バックファイヤーが起きませんね。

これはパワーチャンバーもマフラーもノーマルだからなのでしょうが、意外に現代車よりも大人な良い低音を奏でてくれます。

 

大人のネオクラ風カフェ。良いですなぁ

これで500ならなおのこと完璧だったのですが。

よし、次はいよいよ車検対策のナンバーステー製作にかかりますよ\(^o^)/

 

 

ドキドキの組み上げ再始動

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再組み上げを完了\(^o^)/

しばらく眺めたあとは当面の課題のメーターのインジケーター切れ対策になります
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マイナススイッチ対策として、写真の変換ユニットを購入しもう一度配線図を確認

ところがメーター配線はマイナス対応になってるではありませんか!じゃあ何故切れた?

本当にここは謎なのですが、変換ユニットはめでたくお蔵入り。

保険として容量大きめなダイオードで逆流電流の遮断を対策し、配線を再び組み上げ。

あとは買っておいたタコメーターを取り付けしますよ\(^o^)


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こいつはオートゲージプレミアムというやつで車用なのですが、これを選んだ理由は1つ、かっこいいから!

52mmで小さく、色々調べてバイクにも転用可能ということで、水対策とステーを自作して取り付けに挑戦です

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まずは取り付け場所の選定。この位置は攻めててカッコいいかも!でもさすがに攻めすぎでしょう 笑

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次、ここ。バランスは悪くないのですがここはチョークの取り付け場所なので却下。

ということで、この位置にして、アルミ板の加工を駆使してステーを作成

なかなか計算を重ねて2日ががりで製作

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見た目、配置、ラバージョイント、角度調整可能、とまあまあこだわって作りました。

いやしかしこれカッコいいな!

よりプレミアムイタリアンな感じが出せたかもしれません。

ロゴのデザインが購入画像と違ってますがまあ良いでしょう

4スト単気筒から8気筒まで対応、9000回転まで。GL400のレッドは9500ですがまぁこのビジュアルが勝りましたねf:id:quattroretro:20210425212334j:image

ライトオンでアンバーに変化。カッコいいなおい!

あ、ちなみにニュートラルランプがトラウマレベルなので、並列配線でもう一ヶ所取り付けしています。

そして、懸案のエンジン再始動!

写真は撮っていないので報告のみとします。

エンジンは無事再始動を果たしましたよ\(^o^)/

まず、メカニカルシールからの水漏れは完璧に改善!

オイル漏れ無し!

アイドリングが高くアクセルの戻りが遅いためキャブの更なる調整が必要ですね

そして、ニュートラルランプとオイルプレッシャーランプの謎のぶちギレ

これも何故か改善!

本当に意味がわからなくて気持ち悪いですけど結果オーライということで

これからはキャブの再検証とフェンダーの製作を進めようかと思っとります。

いやーしかし、組み上げしたファラリスさんは本当に美しい!好き!
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路上に出すことは急いではいませんが、今からどこをどうやって走ってやろうかと妄想が膨らみますね(^q^)

廃村の誘い

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大正時代の彩色写真みたい

でもこれつい前の土曜日なんですけどね\(^o^)

ついつい陽気に誘われてふらりと出かける

こんな日は山側解禁だなぁ

ということでいなべ市から関ヶ原方面へ抜けるR306、R365を遡上します

今乗っているCLはスクランブラーの名の通り山道、細道、街道何でもこいの楽しい奴です

この日に見つけた絶景ポイントの小山にも簡単に登れたりしますよ

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ここはなかなかの絶景!

もっと山奥に入りたくなったので、前から気になっていた鈴鹿山脈北部の廃村に行ってみようと思う!


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目的地は滋賀の保月というそこそこ有名な山中廃村

上の画面では表示されてませんが拡大すると一応道が表示されてるので行けるはず!

ということでR365から山道に分け入ります

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ここが廃村にはいる分岐になります

この写真撮ったときに廃村側から綺麗なバイアルスが飛び出してきました

(^o^)/やはりそういう趣のある場所なんですねー

鈴鹿のこの時期の山道はとても素敵です

萌え出づる新芽達が得も言われぬ爽快感を演出します

雰囲気ある道を抜けて、

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廃村に到着!

散在している元茅葺きの家屋が数件残っていますね

この究極の寂れの中、咲く桜のコントラストの美しさよ

ここは独特の場所でいまでも雪解け後に麓から元住民が整備に来るのだそう

この村は炭焼きの村として栄えましたが石炭石油電気が主流になる昭和30年代に衰退し1973年に廃村指定されたと言われています。なので尋常じゃないタイムスリップ感と廃墟感の両方を味わえるというなかなか私好みの場所

鈴鹿山脈から滋賀にかけての山間地帯はこういった特徴的な廃村、山村が残っていて怪しくも魅力的なのです。

 

地獄巡りの旅ステチェン!

全くタイトル大袈裟ですが、今回のクーラント漏れ修理の山場は越えましたね!

しかし本当にステップを越える度に時間がかかってしまいアップが遅れがちです

その辺はご容赦をm(_ _)m

アカバーの塗装を終えて、ようやく組み付けに入りますよ\(^o^)
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アカバーはウレタンブラック塗装でガスもれに対する耐久性を確保。軽く焼き付けも行ってます。

ガスケット他各部出来るだけ新品に入れ換えての組み付け

ここの仕込みが思ったより時間がかかる!ウレタン塗装は油断すると大失敗するので環境を整えるのも含めて本当に大変です

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塗装ついでにフロントフォークカバーも軽くキャンディブラック仕上げに。

これ気に入ってるんですよねー

ちょっとH2やメグロK3の銀鏡塗装にも似た風合いですよね

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エンジン換装前に、課題のハンドルロックも仕込み、溶接を施します
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よし、これでOK\(^o^)/バッチリセット出来ましたね
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ここでようやくエンジンを載せます

やれやれ一体何回同じ作業を続けてるのやら😂

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フロントも組み付け。
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苦節1ヶ月でようやく前の状態まで戻りました。

しかし正直次にエンジンかける瞬間が恐ろしいな!漏れが無いことを願うのみです(>_<)
フォークカバーが前よりもしっくり馴染んでますね、よしよし
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テンションが上がったのでここまで組みましたが、まだまだ課題はあるのです。

それはなにかというと、電送問題(>_<)

メーターのLEDはどうやらマイナススイッチに対応してないようで、前に光ってたのは逆流電流ぽいのです。エンジンをかけると飛んでしまいました。

別体インジケーターなら普通に点灯するので、ここは保険でニュートラルランプを追加で取り付けようかと思ってます。

路上でニュートラル切れるのは本当に勘弁ですよ!

メーターは無料修理が出来たから良かったものの、つぎは絶対に同じ過ちを繰り返せない!

メーターの配線図を確認すると全てのインジケーターのマイナスはボディアースとして纏められているので、ここはどうやらプラス配線化させるためにリレーを仕込まないとダメみたいですね。でもリレーはユニットも配線もかさばるので正直嫌いです(>_<)オイルプレッシャーとニュートラルの二ヶ所やらないといけないしな

ダイオード経由していても前回切れていたので失敗は許されない。怖い 笑

全く悩み所です。誰か理解の深い方知恵を貸してください!

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そんな事を悩み続けるのもあれなので、テンションを上げるためのブツを仕入れました\(^o^)

オートゲージのプレミアムタコメーターです。これカッコいいんだよなー

ですけどこれも配線しないとうまく起動するかわかりません。

ということで、ここからは地味な配線作業に没頭することとなります。でも何故か配線作業好きなんだよなー笑

 

全ての結果をご紹介するまでしばらくアップは控えようと思っていますよ

どうせならテンション上がる報告をしたいものですね😗

走り花見といきますか

今日は働き方改革のため、急遽(無理矢理)休日となりました\(^o^)/

桜が咲き始める良い日

天気が最高なのでかねてから気になっていた宮川を極めよう!と思いますf:id:quattroretro:20210325223759j:image

今日のマシン

いつものスクランブラーなCL350BRAT

整備もバッチリ!

早春のマイブームであった宮川遡上計画ですが、今日はいよいよ遡上の最終段階である国道もとい酷道422の幻経路を走りますよ!
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なぜ幻かというと、この辺りは殆どが通行止めでつい最近開通したばかりなのですよ。

年間降水量日本一の大台山の麓であるこの辺りは、また今年の大雨で通行止めになる可能性大!今がチャンスな訳であります‼️
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松坂から上ってゆく宮川沿いの道は最高の美しさ!
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はぁー天国かここは!

今のガレージが混乱の地獄とすればここは天上の楽園です

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見てくださいこの完璧なカラーバランス!
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走行しているうちに、かの難工事で有名な宮川ダムに到着。地蔵や殉死者碑が沢山道にあったりします

なんというか、完全に人外の地な空気があります
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これは貯水地の真ん中に架かる橋。なんの変哲も無いように見えますがなんと!
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下が丸見え!車なら怖くないのでしょうが、バイクで渡るのは想像以上にスリルがあります。

本当に鳥肌たちましたよ
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渡ってる間は雄大な自然を楽しめる暇もなく、降りてからテンションがだだ上がりです(^q^)
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しばらく酷道らしい区間を走ると、
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熊出没注意とな(>_<)

さすがです

道はここで行き止まり。違う分岐から尾鷲方面に抜けられる長い峠がありますが、今回はこのくらいにして引き返しましょう。

と、戻りの道沿いからちらりと滝が見える。ちょっと行ってみましょう
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おーいいね

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おおー!なかなかの迫力!

下の人は私ではありません。

とてもいい比較だったのでご協力いただきました。
いやー、最高ですね

ほとんど止まらずご飯も食べず、ステンレスボトルに入れたコーヒーを楽しむだけのソロツーリングです

だが、それが最高に楽しい!
一応CLはスクランブラーですのでこういう道は得意

この辺りは秘境の宝庫ですので良いツーリングが出来たらまた紹介したいと思います!

水漏れの黙示録 Mシール後編

最近過ごしやすくなってきましたね!

日中はかなり春を感じさせます

作業はやっと軌道に乗りはじめて来ましたよ

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前回の苦労が嘘のように、自作治具でメカニカルシール圧入完了\(^o^)/やはり仕事は道具なんだよなぁ

こちらは金属接点なのでネジロック塗布で取り付けですが、
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その裏側に取り付けるオイルシールは液体ガスケットでセットしました。

そして無駄に二つあるインペラ側のメカニカルシール接点も交換っと
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これで一応修理は完了です。セット時に水漏れが無いように全てのシールパッキン類は新品に交換。

ニュートラルスイッチやオーリング、配線接点も全てリニューアルしました。

次はリアカバー本体の再塗装となりますが、こちらは耐熱では劣化が早いため、ウレタン塗装にします。

ここって意外と汚いと目立つんですよ

 

さて今日はここまで

メーターも修理から帰ってきましたし再塗装もあるしやることは沢山なんですが、なんせ忙しくてガレージに向かう時間がとれません。

あともうすぐ桜が咲き始める。

世界が一番輝く時期にツーリングに行かないなんてコーヒーのないクリープみたいなものですよ全く

(クリープっていまだに存在してるのだろうか?笑)

いつものマイ桜ルートを周遊して、そのつぎに京都か吉野のどちらかに行きたいなー

これは昨年の写真

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今年もここで写真をとる予定だけど、ファラリスでないのが残念ですね🙇

地獄巡り Mシール交換 前編👀

かなり先行きが見えませんが、とりあえず周りのメンバーの協力でメカニカルシール交換をやってみようと思います!

まずはリアカバー開けから

アカバーはエンジンマウントボルトの通し穴が上下6箇所ありますのでここに棒を差して少しずつ平行に開ける

なんとか成功\(^o^)中めっちゃ綺麗です!さすが低走行!

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ガスケットが新車時のものっぽいのでここは初めてのご開帳ぽい。

てことは、メカニカルシールも交換されてない可能性大ですね。

配線などが邪魔になるのでダイナモなどの部品は外しておく必要があり、クーラントやオイルも抜いておく必要があります

精神的ダメージはかなり大きいです!f:id:quattroretro:20210314225437j:image

カバーを開けるとオイル側のシールが劣化していて黒いドロドロが。
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いやー、これは完全に死んでますね。不動の期間が長くてオイルが回らずに摩擦が大きかったのかも

でも大丈夫!ちゃんと部品は取り寄せてあるし
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カニカルシールは根本のゴム接着が外れてました。ここが外れてるとインペラと共回りを起こしてしまい、そこからゴム部内部から裏側へと水が侵入するのでこれが水漏れの直接原因かと思われますね。

取り寄せた新しいメカニカルシールは対策品のため、絶対外れないレベルでかなり強固に接着されていましたよ

そこまで対策されたということは、やはりここがウイークポイントだったのでしょう

今回の水漏れの構造がよーく理解できました
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カニカルシールの取り外し。ソケットの外形がぴったりのためここは余裕
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外したメカニカルシールの裏側。圧入で若干変形しています
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ペラとこういう感じで合わさり、回転しながらシールする仕組みがよく分かりますね
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ケース側の面はあまり荒れていませんが盛大に齧った跡があります。外そうとして諦めたのかな

ということで、前回の装置で圧入を試しましたが上手くいかず塩ビ作戦は断念

ずれて枠がよじれ、メカニカルシールを壊してしまいました(>_<)残念!

カニカルシールは純正が4500円くらい、対策品が2700円

なぜ対策品が安いかというと他の機種との共用のためスケールメリットがあるのでしょう

さて、壊したシールは勿論使い物にならないので、新たに頼み直し

部品待ちのあいだ、新たな治具を作成します

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こいつは水道用20mm配管の鉄管チーズです。必要な内径は26mm、外径は30mm程度ですのでその形に合うように内側ネジを加工して、当たり面はオイルストーンで面出し
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カニカルシールの外周部にはまりこむようにします。これはサービスマニュアルに掲載された打ち込み工具(純正33000で発売中!)を参考に作りましたよ!
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チーズを使用することで持ち手を変えられるように工夫し、ハンマーで均一に叩けるように止水コマをセット!(これ重要!)

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こんな感じにもなりますよ。

あとは齧ってる入り口付近を軽くならして浅いテーパーを作り、始めのセットでずれにくくなるよう加工。

マニュアルには打ち込み面にネジロックを塗ることになっているので内側も硬化反応しやすいようにコンパウンドで綺麗に面を出し直しました

これで壊した部品で打ち込みを試してみましょう\(^o^)
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おー、いけたいけた!

塩ビやその他ソケットなどの治具では全然入る気がしなかったのですが自作ながら流石専用工具だ(^q^)

けどもこのシールは歪んでるのでこれはもう一度外して本番に望みます

いやー、これでガレージで圧入できそう

本当はプレスがあればいいんですけどね!

今回はここまで。

次回は組み付け本番をお届けしたいです

かなり真面目なレポになってしまいましたがこれは良い人柱になることでしょう。なんたってここはGLの鬼門ですからねー

しかしこの後、またこの治具を使う機会なんてあるのだろうか? 笑

釜の中にパンドラの箱が

さて、今回は前回の失敗を踏まえてキャブの不調を脱却するためにフルOHを目指しますよ
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キャブのOHキットを仕入れました

スゴいですね、ネットで注文して数日で全部揃ってしまいましたよ

これで7000円分くらいです。全然OK!

早速組み付けます

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エアカットバルブも国産新品で安心です
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ばらしてから恥ずかしいミスが発覚(>_<)メインジェットとプライマリージェットを逆につけていました。家でお風呂に入れたときに全バラシして間違えて組んだみたいです。

なるほど、だからアイドリングが異常に高かったわけですね、お恥ずかしいf:id:quattroretro:20210307185016j:image
なぜか純正のメインジェット#110に対してキットは#112が入っています。これはパワーフィルターに変えていることを考えると嬉しい誤算ですね

組み付け後エンジンを掛けたらいい感じにアイドリングしましたよ!良かったー

と思ったのもつかの間、

ガーン😱

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最も見たくないものを見てしまいました

クーラントがお漏らししています

こ、この漏れかたはGLの一番の弱点と言われるウォーターポンプドレン穴からの水漏れでは!

まさか走行6500kmでメカニカルシールから漏れているとは思いませんでしたよ

愕然です
はい、この瞬間近くに感じたゴールが彼方まで去っていきましたよ(ToT)

カニカルシールかー、一番やりたくなかったやつ

なによりまたエンジン下ろしてリアカバー開けるとか

クーラント入れてエンジンかけないと解らなかったとはいえ初めに対応しなかったことが悔やまれますねー

と、いうことで、まずはパーツが揃うのか?結構関連パーツありますが、f:id:quattroretro:20210307190033j:image

揃っちゃいました(^q^)/

スゴい!ガスケット含め全部純正で届きましたよ。それだけ需要がある、と言うことかもしれませんねー

しかし費用は湯水のように流れていきます。まぁ、買ったときから覚悟はしてたけどね

という事で、再度エンジン下ろしまーす

まあね、キャブの度重なる脱着で耐熱がガソリンで剥げたりキズだらけになっていたしー、
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前に組み付けていたハンドルロックの本溶接もあることだしー

これはもはや必然ということで!

で、まずばらす前にガレージでメカニカルシール圧入が可能かどうかを検証します\(^o^)/(空元気)

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こちらは塩ビの異径ジョイントです1個77円をサイズ違いで二個購入

こいつが圧入の径にピッタリ!
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42mmチャックをセットするドリル支持具を利用して手製プレスを作成!f:id:quattroretro:20210307191132j:image

こいつでイケることを願うばかりですf:id:quattroretro:20210307191212j:image

で、エンジンを再度下ろしーの

ウオーターポンプカバーご開帳!ぬお
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まじかー液体ガスケットモリモリですやん!やらかしてますなー

しかしこの補修って個人ではハードルかなり高いだろうからバイク屋さんが何とかしようとしたのでしょうが、純正で出るパッキンすら変えていないなんてどうなんですかこれ?

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クーラントはここから漏れているのでメカニカルシール交換確定ですな、ふぅ

やれるのか?俺?
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なんと、メカニカルシール合わせ部付近にも液体ガスケットの苦労の跡が

シール交換せずになんとかしようと頑張ったわけですか、そうですか

それで直らなかったので諦めて売りに出したと、そういうストーリーが見えてきます。クソめんどくさいリアカバーバラシなんて、バイク屋さんも絶対やりたくないやつでしょうねぇー

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状態確認とウオーターポンプカバーと周りの清掃をして今日はここまで。

次回は巨大なリアカバーの取り外しとメカニカルシール圧入という大難関が待っています。焦らず進めようと思います。

ある意味ばらして良かった。

納車時とは情報量も慣れも全然違う今こそやれる修理だろうと、自分を納得させております(>_<)

 

地獄の釜、開く

ここ数日、天気が良いのでどうしてもツーリングに行きたくなる!

私は鈴鹿山麓に住んでいて、そこそこメジャーな快走路鈴鹿スカイラインなんてド近所なのですが、今はまだ冬季閉鎖中のため山越えは避けて、どうしても暖かい伊勢志摩方面に行きがち。

夏は日帰りで岐阜、滋賀、福井、京都、奈良、長野とアクセスできる素晴らしいツーリング最適地ですよ\(^o^)

伊勢志摩の道はアップダウンのはっきりしたワインディングが続き、太陽が眩しい!爽快さと車の少なさが良い

この時期どこを走っても本当に楽しいです!

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牡蠣小屋で旬の牡蠣を食べたり二見浦や由緒のある神社も多くて、バイクでその空気感を感じられる最高の地域ですね

さて、この日はというと、

渡会に最近オープンした海鮮スポットの鈴木水産で食事したり

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リアス式の絶景を眺めたり本当に楽しい!
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特に南伊勢の極快走路R260から脇に入ると何とも言えない郷愁感あふれるリアス内の漁村に迷い込めます。f:id:quattroretro:20210301211900j:image

その辺りのリアスを縫って走る道は植生が違うんですよ\(^o^)/

シダと南洋性の植物が多くてまるでハワイの山の中にでも来たような感じになります。この感覚解ってくれる人いませんかねー

 

ということで、最近のツーリング事情は置いといて、GLはというと

ここまでツーリングの話を引っ張ったのは、エンジン始動儀式が大失敗に終わったからです‼️ 笑

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とりあえず仮セッティングのキャブで組み付け始動を試みると、
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エンジン始動と同時に盛大にガスもれ

さらにニュートラルランプが切れて表示せず

キャブを再びばらして漏れを点検すると、バイパスチューブのオーリングが死んでいることが判明し急遽仕入れて交換

 

ガスもれは収まったものの、今度はアイドリングが6000回転まで回って改善せず(>_<)二次エアを疑いましたが、インシュレーター内オーリングは新品だしキャブ以外の影響は無さそう

多分キャブ内部のエアカットバルブがお亡くなりになっています。

ここでエンジン始動は断念

キャブレター何度も取り外すことで黒塗装も傷ついてしまいました(>_<)

結果、この日のエンジン始動は諦めパーツ取り寄せとメーター内インジケーターの修理出しと相成りました

終わった(>_<)

ニュートラルランプ消えの原因は、メーター同梱品を使わずハーネスの純正ダイオードを信用した事だと思います

これは豆電球用なのでLEDには負荷が高すぎたのでしょうか

メーカー修理を依頼すると台湾まで運んでの修理となるらしい。

全部正直にお話しすると修理自体は無償でやってくれるとのこと。有り難い!

エースウェルさんありがとう!

まだ修正点が残ってるだけましですよね

本当に行き詰まるのは修正点が無くなったとき

 

とうせ開いた地獄の釜の蓋

楽しく解決するには積極的に攻めて最高の改善を見つけ出すこと\(^o^)/

ということで、キャブ再オーバーホールは部品が揃った後に画像つけてご紹介します

プレイバック!ファラリス

ということで、

カスタムの見せ場は大体出来てきましたので、ここで改めてこれまでの変遷を未公開画像を織り混ぜて回顧風にプレビューしてみましょう!

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これが納車時。ドノーマルです

ホンダGL400 昭和56年4月登録の40才!

走行6500の奇跡のコンディション!

書類を見ると車両総重量320kg!

嘘でしょ 笑

多分220kgの間違いでしょう

しかしブレーキ固着、ワイヤー類錆び付きで陸送時全く動かずビックリ!

最初に名付けたあだ名が「ドナドナの黒牛」でしたね\(^o^)
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解体を始めますよ
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ここで既にカッコ良し。海外カスタム志向よりも純正らしさを狙っていきます
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ホイールリベットのための穴空け作業。そしてエンジンの塗装。快調のため中身はすこし調整しただけですね
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いいっすねーエンジン!
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ラジエーターカバーの製作!

中二病的にファラリスと名付けてロゴを製作 \(^o^)/
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そしてフレーム加工!
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ドッキング前

フロントフォークは同径の18インチ対応GB250の物へと換装。

加工が多くてオススメはしませんが、ノーマル感維持しながらもカフェらしくローダウンしつつ、突き出しも無くトップブリッジ周りの自由度を確保、見た目も安定、ストローク量も確保できるなどメリットは大きいです!
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ドッキング後。

良いですねこのコンセプトモデル感!

そして18インチコムスターを仕上げて前後18インチへ!
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リアサスお試し!ちなみにこれは却下。リアサスはまだまだ悩みそうです


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シート下に点火ユニットと横置きリチウムバッテリーをセットし、シート下の隙間を作り出しています。f:id:quattroretro:20210220025839j:image
シートベース下の仕込み完了!f:id:quattroretro:20210220025937j:image
シートベースはワンタッチ着脱可能に
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アップハンを試してみたり
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Fフォークカバーを製作してみたり
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メーターバイザーを付けてみたり!

ホントに寄り道だらけですな 笑

配線の試行錯誤を経て、
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これは大正解のキャンディブラック塗装
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この感じは捨てがたい!乗り出したら復活するかも
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そして紆余曲折を経てシート製作!
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お試しが減り、形状が安定して参りましたね!笑
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タンクケツのツール蓋。これ好き

タンクケツは60mmカチ上げて水平感を出しつつ生まれたスペースに配線やツールを仕込んでいます。
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シート取り付け直前のファラリスさん
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そしてシート装着後のファラリスさん!

あとはナンバーステー製作、エンジンセットアップ、車検対応、エンジンスライダー製作、タンク補修仕上げ、フェンダー製作、タコメーター取り付け?などの作業が残っています。

かなりかいつまんで紹介しましたがはじめの頃はすでに懐かしいですね!
一年以上いじり続けていますが全く飽きないのが凄い。まぁ性格もあるのですが

今は乗りたい欲求よりもいじって良くなっていく達成感のほうが勝っています。

そうですね、例えると綺麗になっていく娘を社会人デビューさせたくない親心みたいなものがあるかもね 笑